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インフルエンサーマーケティングを左右する写真の上手な撮影方法や投稿のアイデア
インフルエンサーマーケティングはただ写真をInstagramに投稿すればよい……。
もう、そのように考えている人は少ないと思いますが、普段Instagram慣れしていない人がいざ投稿するとなると、写真のアングル、美しさの他にも、どのような加工をしたらよいのか、いつも同じような写真になってしまう……など悩みが出てくるかと思います。
だからといって、Instagramに使う写真をプロのカメラマンに頼む必要性はもちろんありません。
映える写真にはコツがあり、おすすめのアングルがあり、おすすめの画像処理方法があります。
また、人目を引く写真の撮り方やアップの方法など、アイデアもたくさんあります。
このような写真のコツやアイデアを知れば、自分たちでもインフルエンサーマーケティング向きの写真を撮り、多くの人に共感してもらえることができるのです。
今回はそんな、Instagram向けの写真の撮り方や加工の方法、そしてアイデアをお伝えします。
ただ撮るだけじゃダメ! Instagram向けの写真の設定
【撮影はスマホで】
Instagram用に写真を撮るなら、やはりスマホでの撮影が一番楽で、きれいに撮れます。
もちろん、一眼レフカメラなどでもよいのですが、今どきのスマホの画素数は一眼レフよりも高い物が多く、また、ポートレードモードや夜間モードなどボタン一つで変えられるので、非常に便利です。
なにより、スマホだとそのまま加工⇒投稿ができるため、プロのカメラマンでもない限りはスマホでの撮影をお勧めします。
【スマホの設定その1】
そして、そのスマホでの写真撮影の際の設定のやり方ですが、iPhoneXくらいまではカメラの画面の下の方に「スクエア」というボタンがあり、それを選べばスマホ向きの四角い画像が撮れたのですが、iPhone11~は少しやり方が異なります。
まず、写真モードの画面の上をスワイプ。
その下にある「4;3」と書かれたボタンをタップ。
すると、「スクエア」「4:3」「16:9」と出るので、スクエアを選びましょう。
これでInstagramに丁度よい、スクエアサイズの写真を撮ることができます。
※iPhone11 Pro 以降のスクエア写真は正方形部分も撮影データとしては残るため、写したくない部分は気を付けておきましょう※
【カメラにグリッド表示を】
設定⇒写真とカメラ⇒グリッドをON。
たったこれだけで、写真画面でグリッド線が出るようになります。
これでプロ並みの写真が撮れる、アングルの取りやすい設定が完了。
おすすめのアングルについては次の見出しにてお伝えします。
【露出+コントラストは高めの方がよし】
Instagramの写真は加工してなんぼ。
おすすめの加工ソフトはVSCOなのですが、アプリを落とさずともスマホの基本機能に「露出(明るさ)」と「コントラスト」というものがありますので、この二つは高めに設定しておくだけでも明るく見やすい写真になります。
関連⇒VSCOAPPページ
また、Instagram上でアップする際に、色味を変えることもできますので、迷っても大丈夫なのでよりおしゃれな画像をアップするようにしましょう。
このアングルがイイ! プロに学ぶ写真の撮り方
【グリッドを利用する】
グリッド線というのは、画像を9分割させる線なのですが、「黄金比」という言葉のように、この9分割された線が交わる「交点」が、最も人間の目に届きやすいポイントですので、被写体がこの「交点」の上に重なるように撮ると、プロのような人の目を引く写真を撮れるでしょう。
こちらがど真ん中で撮ったもの。
こちらが交点の上に合わせたもの。
おしゃれかつ、目をひきやすくなったと思いませんか?
【太陽をフル活用】
自然光に勝るライティングはないと、プロのカメラマンでも言うほど。
晴れの日は窓際に被写体を置く。カフェではテラス席を選ぶなどをして柔らかな太陽光をフルに活用しましょう。
ただし、直射日光は色飛びをしてしまうので、くっきりとした影をつけたい場合以外は直射日光は避けるようにしましょう。
【被写体を集める】
小さなアイテムは、あえて拡大して撮影せず集めて撮るのもおしゃれ。
お菓子や小物などの撮影に向いた方法です。
【被写体が2つ以上の時は見切れさせる】
撮影する側として、すべての物を写したくなるという気持ちはわかるのですが、2つ以上の被写体がある場合は、あえて情報量を減らすため、端の方を見切れさせるという技もおすすめです。
ぶつ切り写真とも言われるものですが、ピントを奥に合わせて立体的に見せるのも上級技です。
【内容にストーリーを】
写真1枚といっても、その中には多くのストーリーを入れることができます。
例えばお弁当の写真1枚とっても、「誰に向けたお弁当か」「健康に気を配った物なのか」「このおかずはどのように作ったのか」「誰が作ったのか」「どんな気持ちで作ったのか」こうしたことを伝えることができます。
商品やサービスの紹介の写真だったとしても、ただ商品の写真を載せる……のではなく、そこにストーリーを感じられる背景や小物を加えて撮影をすると良いでしょう。
写真投稿のアイデア
【テーマに沿った並べ方にする】
Instagram上では、ホーム画面上の写真は3枚1列1行。つまり9枚の正方形の写真が並ぶことになります。
この特徴を生かし、例えば資生堂のInstagramのように、「1列目メイク用品を使った女性の顔」「2列目そのメイク商品」「3列目イメージ写真」という規則性に沿った並べ方をするのもあり。
ただし、この場合1枚だけアップしてしまったりすると並び方が大きく変わり、一気に統一感がなくなってしまうため、常に3枚一気にアップするように気を付けていきたところです。
【大きな1枚のポスターのように投稿する】
以前の記事でも紹介したハーゲンダッツジャパンのInstagramでは1枚の写真を9つに分割して1枚の大きな写真になるように投稿する「分割投稿」とう手段を使っています。
関連⇒ハーゲンダッツジャパン
こちらも1枚だけ投稿する日を作ってしまうと、せっかくのホーム画面が大きく乱れてしまうのですが、ハーゲンダッツでは、新商品が出る時に「前日」「当日」「翌日」の3回に分けて、1日3枚……つまり1列ずつ投稿しています。
この分割投稿も、テーマに沿った3列投稿も、どちらも分割すればよいだけではなく、分割した1枚1枚の写真が魅力的にならなくてはいけないため、先にお伝えした9分割のグリッド線が大いに役立つのです。
つまり、グリッド線の交わる交点にアイテムが来るように大きな一枚の写真を撮ることで、大きな写真の時はもちろん、1枚1枚を見た時にも、違和感のない魅力的な写真に見えるようになるのです。
【縦の2分割方法も】
スターバックスでは、上下2枚、つまり縦の2枚で1つの写真になるような、2分割投稿をしています。
これは、飲み物などの縦長の物を撮影するには最適な方法。
でもホーム画面は9枚……では、残りの1枚はどうしているのかというと、飲み物ではなくフードの写真をアップして、飲み物・食べ物双方が魅力的に見えるInstagramになっているのです。
分割方法は一見難しい投稿方法に思えますが、「テーマを統一する」「色味を統一する」など、「統一感」を意識すればさほど難しいやり方ではないので、ぜひ挑戦してみてください。
【カレンダーのようにする方法】
IKEA JAPANでは投稿する写真や画像に番号を振り、その月のカレンダーのように表現するアイデアをやりました。
この方法ですと毎日の投稿が必要となりますが、毎日投稿することでフォロワーの興味が増え、また、フォロワーそのものが増えるという良い結果につながります。
もちろん、その日の投稿に使われた商品にも興味が出るため、かなり斬新かつ、おすすめの方法ではないでしょうか。
因みに海外のIKEAのInstagramでは、Instagramを「カタログにする」という手を使いました。
今ではもうないのですが、アイテムが多い場合、それをディスプレイし、それぞれにタグ付けをして、そのタグを押すとその商品の個々のページに飛ぶような仕組みにしておくことで、消費者の購買意欲を盛り立てることができるでしょう。
【投稿のアイデアは色々】
投稿方法についてのアイデアはこれだけではありません。
人の数だけアイデアはあるといっても過言ではないほど、投稿方法に決まりはないので、「こうしてみたい!」というアイデアがあればぜひ臆せずやってみると良いでしょう。
※紹介した投稿法は現在では行っていない可能性もあります。過去の投稿をご覧頂くようお願いいたします※
面倒なことはプロに任せるという手も
このように、インフルエンサーマーケティングをするためにInstagramに写真を投稿するだけでも、写真の撮り方、写真の加工のやり方、投稿方法などの知識やアイデア、コツなどが必要になることがお分かりいただけたかと思います。
もちろん、コツをつかんでしまえば、写真家のように、あるいはプロインフルエンサーのように、映える写真を撮り、おしゃれな加工ができるかと思いますが、日々の業務を抱えてこうして作業にも時間を割くのは難しいかもしれません。
そんな時は、写真撮影や加工のコツを知っているプロに頼むのもあり。
プレテイクではインスタグラマーとして信頼のあるインフルエンサーに投稿を任せられるほか、映えるコツを知っているプロのカメラマンに撮影を任せることもでき、投稿のアイデアなども提供することができます。
もちろん、プロのライターとも契約しているため、一箇所でインフルエンサーの紹介から、写真や文章の相談もできるのはWEBコンサルティングも行っているプレテイクならでこそ。
他より数段上の投稿を考えてる方、インフルエンサーマーケティングを考えているが時間がない・労力が裂けないという方こそ、ぜひお気軽にプレテイクにご相談ください。