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インフルエンサーと相性の良い業種悪い業種
「インフルエンサーマーケティングをやってみたい」
そう考えた場合、次に気になる点は「果たして当社のサービスはインフルエンサーに向いているのだろうか」ということではないでしょうか。
インフルエンサーマーケティングは主としてInstagramをメインにSNSでマーケティングを展開していきます。
つまり、SNSとの相性の良い業種・あまりよくない業種というものがある限り、インフルエンサーに向いている・向いていない業種が出てきてしまいます。
ですが……。
インフルエンサーに向いていない業種であっても、アイデア一つで大きな集客を見込めるマーケティングを広げることも可能です。
今回は、そんな「インフルエンサーマーケティングに向いている業種・あまり向いていない業種」につてい。
そして、「向いていない業種でもできる打開策」をお伝えしたいと思います。
インフルエンサーに向いている業種5種
【アパレル系】
服やアクセサリー等、写真映えが良い物、モデルさんが重宝するような業種は基本的にインフルエンサーマーケティングに非常に向いています。
場合によっては、自社社員をインフルエンサーとして雇用するというアイデアも効果的で、「ショップに行けば、あのインスタグラマーさんと会える!」「あのショップ店員と同じコーディネートにしたい」といった理由でフォローされたり、拡散されることも多々あります。
プレテイクでも『古着やストリートファッションのJETRAG』様や『子供服ブランドのJENNI(ジェニィ)』様のお手伝いをさせていただいておりますが、やはりインフルエンサーマーケティングとの相性はとてもよいと感じています。
【美容系】
アパレル系と同じ理由で、美容系とも相性がいいのがインフルエンサーマーケティング。
美容院やネイル系はもちろんなのですが、『肌のきれいなモデルさんが使っている化粧品や美容液などを知りたい!』といったフォロワーさんの声なども多いため、化粧品・基礎化粧品などもとても相性が良いでしょう。
エステや美審鍼、サウナ系なども相性が良いでしょう。
海外では顔よりもスタイルを重視する傾向もあるため、エクササイズなどの動画やビフォーアフターがわかりやすい写真などを掲載したインフルエンサーマーケティングも流行っています。
【飲食系】
以前紹介したハーゲンダッツ・ジャパンやコカ・コーラジャパンなど、スイーツとInstagramの相性は抜群。
それ以外でも、かわいいお弁当のInstagramなども人気で、調理の便利グッズやそのスイーツを使ったアイデア料理などはすぐに人気が出る傾向にあります。
【旅行系】
旅行先のノスタルジックな写真が有効な「旅行系」のサービスもインフルエンサーマーケティングあっているでしょう。
『旅行系インスタグラマー×旅行会社』のタイアップなどで、効果的なPR投稿を行ったり、『旅行に行きたい!!』と思わせる写真をアップして、魅力的なアカウントが作りやすいのも旅行系の企業とインフルエンサーマーケティングが相性よしといわれるところでしょう。
【ペット系】
『ペットのインフルエンサー』がいることはもちろん、そのペットインフルエンサーを募集している会社が出始めている昨今。
ペットフードやおもちゃなどのペットグッズはもちろん、メンズウエアのモデルとしてボドヒという柴犬が28万人のフォロワーがいることを考えると、「イメージキャラクター」としての需要も高いでしょう。
動物病院やペット専用写真スタジオなどでも、インフルエンサーマーケティングは非常に有効です。
もちろん、これ以外にも「写真映えがしやすい」「若い子に喜ばれる」などといったサービスはインフルエンサーマーケティングに向いているといえます。
ですので、アミューズメント系やハンドメイドグッズ、アニメや漫画などのサブカル系も向いているかと思われます。
インフルエンサーに不向きといわれる業種5種
【医薬系】
イメージがどうしてもネガティブになってしまいがちなのが「医療系」。
=(イコール)で想像してしまうのが、辛い時などのことですし、写真映えもし難いため、インフルエンサーマーケティングに不向きなイメージとなってしまいます。
ですが、例えば、『旅行の時は万が一の〇〇』として、旅行先の写真などと一緒に薬を出す。
サプリメントの使用時のビフォーアフターの感想と写真を投稿するなど、やり方はあるでしょう。
プレテイクでも『太陽堂製薬』様のコンサルタントをお手伝いさせていただき、SNSなどでの集客も行う予定です。
【保険系】
保険の場合、やはりイメージがポジティブではないこと。写真などの表現では伝えにくいこと。堅い内容になってしまうこと、さらには、定期的に購入(継続)していただく必要があることから、インフルエンサーマーケティングでの拡散がしにくいこともあります。
キャンペーン情報などを載せていくだけの、単調な内容になってしまう可能性もありますので、注意が必要です。
【金融系】
堅い上に、自社でコンテンツを用意しにくい……という、金融などもインフルエンサーマーケティングが難しいかもしれません。
ですが、例えばカード会社の場合、「そのカードで旅行へ行ってもらう」という『ユーザー参加型』のコンテンツを作ることもできます。
【技術系】
インフルエンサーマーケティングは「わかりやすい」のが理想。
専門性が高く、知らない人にはわかりにくい技術系のサービスの場合、興味を持ってもらうのが難しいかもしれません。
【BtoB系】
BtoBとは、企業から企業向けの物を提供すること。
ですが、一昔前では当たり前だった「営業マンがアポをとって、必死に営業をして業績を作る」という光景は過去の物。
最近では忙しい時や関心のないものに門戸を開いてくれる企業も少なくなっており、「今すぐに必要」というものでもない限り、営業アポを受け入れなくなっている風潮があります。
ですので、BtoBこそ、コンテンツ・マーケティングには向いており、これからのインフルエンサーマーケティングをにぎわす業種かもしれないのです。
全体的に、「写真で良さを表現しにくい」「内容が少しお堅い」「対象が企業や社会人である」という場合、インフルエンサーを使いにくい部分が出てきてしまいますが、だからといって「できない」というわけではありません。
逆に、発想一つでアパレルや飲食系以上の効果をもたらすことも可能となるのです。
逆転の発想で逆にインフルエンサーで大きく展開できる方法がある
向いていない……というケースで、「医療系」「BtoB系」「技術系」「保険系」「金融系」を紹介しましたが、それでも、打開策はたくさんあります。
例えば、医療系の場合は先に書いた通り「旅行先に〇〇」といったように、「安心」と「ワクワク」を掛け合わせた投稿をしていく。
「このカードで旅行に行ったら……?」という、フォロワーを巻き込んだ投稿を行っていく。
『北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)』では、難しい名前とは裏腹に、軍事レーダーを駆使して、「北極から世界中の子供達にサンタクロースがプレゼントを配る様子を追跡しよう」といったような、楽しいスマホアプリを作ったりして、それがネットで広く拡散されたりもしています。
「うちは硬いから」「女子供向けではないから」といって、すぐに諦めたりすることなく、アイデアを出し合って、『フォロワーさんに喜んでもらえる投稿』ができるようになれば、目的の9割は達成したといえるでしょう。
本当に難しいケースとは?
このように、「向いていな企業でも、アイデア一つでインフルエンサーマーケティングで成果を出すことができるのでは」と結論づけることができましたが、どうしてもお勧めできないケースもあります。
①コンプレックスを解消させるためのもの
薄毛や肌荒れといった目に見えるものであったとしても、コンプレックスを解消させるためのアイテムは、本人がネタにしたくないということもあり、やりにくい可能性があります。
また、イメージが悪くなるためインフルエンサーが嫌がることも多く、インフルエンサーマーケティングにはしにくいでしょう。
ただし、こうした場合のサービスの時はSNSで拡散よりもSEO検索からの発信、つまりブログなどの解決策をお伝えできるようなマーケティングが向いており、上手に扱えば効果が見込めます。
②匂いに関する商品・サービス
通常の広告でも難しいと考えられる、「匂い」「香り」を取り扱った製品の場合、アロマや香水といった、見た目からも喜ばれるようなアイテムではない限り難しいでしょう。
例えば、「嫌な臭いを吸収してくれる炭」として、炭がポツンと置かれている投稿を見ても「?」となるだけではないでしょうか。
この場合も、政党法のCMや口コミを頼るのがベストでしょう。
③期間限定のプロジェクトの場合
長期的なフォロワー(顧客)との関係を築くのが目的であるインフルエンサーマーケティングの場合、「今度イベントをするので、急ぎインフルエンサーマーケティングを使ってお客さんを集めたい」というような使い方は向いていません。
むしろ、イベントをしている様をインフルエンサーに撮ってもらい投稿するくらいの感覚ではないと難しいかもしれません。
諦めずにプロに相談することが大切
このように、「うちのサービス・商品ではインフルエンサーマーケティングは使えないかな?」と思った場合でも、打開策はたくさんあります。
とはいえ、一人で考えていても時間ばかりがかかってしまい、良いアイデアが浮かばず結局中止になってしまうこともありますので、まずは「プロに相談」することが一番大切でしょう。
プレテイクではインフルエンサーマーケティングの相談から集客・WEBのコンサルタントまで広く取り扱っているため、「無理かもしれない……」という場合でも、新しい方向からのアドバイスができるかもしれません。
メールでの相談は24時間いつでも可能ですので、「できるかな?」と思ったら、すぐにでもお気軽にご相談ください。