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SEO対策が『終わり』と言われる理由とこれからのマーケティングとは
2020年。
コロナが日本で騒がれて、自粛ムードになった辺りから「SEOがオワコン」とネットでささやかれるようになりました。
オワコンとはネットスラングで「終わり」「終わりを迎える」といった意味。
つまり、SEO対策をしても、ブログやWEbサイトは上位に出ることもなく、やるだけ意味がない……とされているのではないかと、言われるようになったのです。
SEOとは?
SEOとは簡単に言うと、Google検索において上位に出るために、Googleが好む対策を行うこと。
例えば、Googlebot(Googleが検索された際に自分のサイトをGoogle検索に出してくれるように、拾ってくれるbot)は2000文字以上の文章を好み、より多くの被リンクをしてもらっているサイトを上位に出す傾向にあるとされた際に、ブログの更新をするときに2000文字以上書いたり、自分のサイトをリンクしてもらったりして、より検索上位に出るようにしていく対策をSEO対策といのです。
ですがこのSEO対策。
Googleのアルゴリズムが変わるたびにそのルールが変わっていきます。
しかもアルゴリズムが変わる回数は年に1度なんて回数ではありません。
例えば2018年は3,234回Googleがアップデートされています。Googleアップデート=アルゴリズムのアップデートとは限りませんが、ほぼ同程度のアップデートがされていると言っても過言ではありません。
しかもアルゴリズムの変化を大々的に教えてくれるわけではないので、「明日から見出し2を重要視します」「明日からSEOキーワードは見ないことにします」なんて、普通に過ごしていたら気が付きませんよね?
そのため、WEBマーケティングで上位を目指している者にとっても、また、ブログの広告費で収入を得ている、いわゆるブロガーなどにとってもこうしたSEO対策は非常に厄介なものでした。
SEO対策はもう意味がないと言われる理由
さて、そうしたSEO対策ですが、大体2016年位から「意味がなくなるのではないか」とささやかれていました。
それが昨年、今年辺りから現実と化して、過去に有効だったSEO対策がほぼ役に立たなくなってしまったため、軒並みアクセスが下がってしまうサイトが多発しているのです。
たとえば、
- ペラサイト
- サテライトリンク
- ワードサラダ
こうしたものは軒並み検索下位へ。
長文が良いと言われていたのも、そうでもなくなってしまったのです。
これまでの苦労が水の泡になり続け、有効な対策がわからなくなったら……それはもう「対策すること自体が馬鹿馬鹿しい」となるのではないでしょうか。
また、他にもTwitterやInstagramのおかげでSNSからのアクセスが増え、必ずしもGoogle検索からのアクセスに頼らなくても良くなってきたことや、そもそもSEO対策がレッドオーシャンになってしまって、WEBサイトを運営したり、ブログを運営したりする人たちがみんなSEO対策をしているため、やっても埋もれてしまうということがあり、SEOはオワコン化してしまったのです。
つまり、SEO対策が無駄となったのは、
- 過去に有効だったSEO対策がほぼすべて無駄になってしまった
- アルゴリズムの変化が多すぎてついていけなくなった
- SEO対策はやって当たり前のものとなってしまった
- SNSの普及によりGoogle検索に頼らなくとも良くなってきた
というこの4つの原因にあるのです。
今後のSEO対策はどうしたらいいか?
では、このようにSEO対策はもう手の施しようがないとされた今、まめにブログを更新したり、見やすいWEBサイトを更新することは無駄になってしまうのでしょうか?
いいえ。それは違います。
むしろ今こそ、まめにブログの更新をしたり、ユーザーが使いやすいWEBサイトを作ったり……ということが、必要になっているのです。
なぜかというと、「長文が良い」「見出しに気を使う」といったことでGoogleの上位になることが少なくなった……とすると、どういった面でそのサイトが評価されるでしょうか。
- 役に立つ情報が載っている
- 公式サイトである
- 頻繁に更新されている(情報が新しい)
- ユーザーに評価されている
こうした面をしっかりと抑えたサイトやブログは、今も昔もずっと検索上位に居続けています。
特に「ユーザーに評価されている」というポイントはとても重要で、例えばペラサイト(1枚だけのペラペラなWEBサイト)で「〇〇の化粧品はオススメ! リンクはこちら!!」といったことが載っているだけのURLと、化粧品の原材料やどう効果的なのか、価格や製造過程は……などといった情報が載っている公式のサイトでは、一般的に後者のサイトほど評価されます。
つまり、Googleのアルゴリズムはより「人間目線に」「ユーザーの感覚に」近いものとなったため、ただ単に「2000文字以上書けばいい」「キーワードを3回入れればよい」というわけではなくなったのです。
ですので、SEO対策はオワコンになってしまったわけではなく、「真面目に、コツコツと、正しく、わかりやすい情報を発信し続けているサイトを評価する」という、真っ当な状態になったともいえるのです。
ですので「ブログの更新なんか無駄だ」と思ったりせずに、扱っている商品の紹介や、キャンペーン情報などは、どんどん更新して伝えていった方が良いのです。
埋もれないためにもMEOやインフルエンサーマーケティングが必須となってくる
そして、SEO対策の効果が薄れてきたからといって、サイト等の更新をないがしろにしてよいというわけではないもう一つの理由が、MEOやインフルエンサーマーケティングの重要性が高まってきたというところ。
終わりつつあるSEOに変わって、MEOというGoogleMap検索が台頭し、よりユーザーの身近なところに、検索してお店情報が出てくる仕組みが生まれました。
そのMEO対策の一つとして、こまめなWEB更新が必要とされているのです。
MEOはそもそもが、「ユーザーの行ける範囲にある、お勧めのお店をMap上に表示してくれる」というのがメインの機能。
そのため、上位1~5位くらいに入っておけば、お勧めのお店として紹介されるのでよいのですが、その上位に入るための条件として「情報が新しい」ということがポイントとなります。
つまり、同じくらいの口コミ、価格帯のお店が合った場合、より情報量があって、より更新日が新しい方のお店を上位に表示させるため、こまめな更新は当然必要となってくるのです。
もちろん、MEO対策はWEBの更新だけではありませんが、半年くらい前にブログが更新されたっきりのお店では、Googleどころかユーザーまで「あれ? このお店は閉店しているのかな?」と思いかねませんので、ぜひ、SEOを気にせずブログサイトの更新をしていくことをお勧めします。
もし、ブログに情報を発信し続けるのが大変……という場合は、TwitterやInstagramでもかまいません。
Twitterは280文字という短い文章でよく、発信力もあります。
(その分、炎上の可能性も高いので、ネットリテラシーに詳しい方が扱うことをお勧めします)
さらに、Instagramの場合、最悪写真だけでも大丈夫!!
もちろん、ハッシュタグ(#)の設定などは必要ですが、工夫を凝らせば一気に見に来てくれるユーザーが増えるのも、SNSの利点ですので、利用しない手はありません。
「情報発信」という普通のことを、普通にしている人ほど見てくれる人が増えるのは当たり前のこと。
「ブログだけ書いていたけど、イマイチ伸びが悪い……」そう思ってもあきらめず、SNSで情報発信してみたり、ユーザーの目線に立ってより見やすいサイト作りをしてみると良いでしょう。
どうしていいかわからなくなったら
とはいえ、こまめな情報発信というのはとても大変なこと。
例えば、パン屋さんであればパンを作ることに。旅行会社であれば、問い合わせやキャンペーン企画などで手一杯になるのではないでしょうか。
そうした時に、「合間でいいからWEB更新して!!」なんて言われても、だれも楽しくできません。
情報発信は、こちらも楽しく、「聞いて欲しい」「知って欲しい」という情熱がなければなかなかユーザーには伝わらないものです。
また、TwitterやInstagramなど、何を使えばいいかわからない、どうやって情報を発信すればよいかわからないと困ってしまう方もいるでしょう。
そうした場合は、私たちプレテイクのような「情報を発信することに情熱をそそぐ専門家」に代行を任せてしまうというのも一つの手。
特に、プレテイクではインフルエンサーマーケティングやMEO対策など、インターネットマーケティングに関してすべて網羅しており、お客様のお仕事内容に合った一番お勧めのやり方で行うことも可能です。
日々のマーケティングが重荷と感じる前に、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。