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新型コロナの流行はインフルエンサーマーケティングにとっての追い風となるか逆風となるか
2020年に世界を震撼させた新型コロナウイルスの流行は、半年経った今も続いています。
感染力が異常に強く、死亡率も比較的高いこのウイルスの感染拡大を避けるため、ほとんどの国が緊急事態宣言を発令し、人々が自粛を余儀なくされました。
そうなると、煽りを食うのは当然企業。
日本でも多くの中小企業、さらには大手ですら倒産を余儀なくされた会社が出るようになりました。
病気の蔓延もさることながら、経済に大打撃を与えてきたこのウイルスは、インフルエンサーマーケティングにどのような影響を及ぼしたのか。
また、今後インフルエンサーマーケティングやSNSマーケティングはどのように変わってくるのかをお伝えしたいと思います。
広告規模の縮小
新型コロナによって、人々が外に出ることが難しくなりました。
そうなると、まず、煽りを受けるのが接客をメインとする仕事なのですが、特に人と接する、そして出向く前提の職種である「飲食」「イベント事業」「ジム」等が大打撃を受けることとなります。
これを代表するのが、かのジムの大手である『ゴールドジム』のアメリカ本社が破産宣言をしたこと。
それ以外にも『サボン』の米社も倒産し、日本でも6月1日現在で、コロナが原因とされる倒産が200社にも及んでいるとニュースになっていました。
このように、倒産が増え経済が滞るようになると、会社はまず何を削減するかというと『広告費』。
ブロガー達の収入源であるGoogleAdSenseも、企業側が広告費を縮小させたため、クリック単価が軒並み減少。
stayhomeで視聴者が増加したはずのYouTubeも、手数料プログラムを一時停止しする企業が増えたため、広告収入が減少してしまったYouTuberも多くいると言われています。
このように、企業が広告宣伝費を縮小させることにより、ネット上での広告収入が大きく減るということになってしまったのです。
そうなると次に影響が出てくるのは、ブロガー・インフルエンサー・YouTuberといった広告宣伝費を収入としている人たち。
彼らは一体どうなったのかというと……。
インフルエンサー達の失業
企業の倒産が増え失業者も増えている現在、インフルエンサーマーケティングを支えているインフルエンサー達も失業状態にあるといわれています。
特に、旅行キャンペーンなどは国内外共に大打撃を受けており、旅行系のインフルエンサー達は案件はおろか、自分達が投稿できる場所へ行くことすら難しくなってしまったのです。
また、失業者が増え、仕事も自粛で収入が減った、あるいは無くなってしまった人も多く、必要な物以外に手を出せなくなり、新しい家電や洋服を買う余裕がなく、そもそも広告を見なくなってしまった……と嘆くインフルエンサー達もいます。
さらに、その大半の輸入を中国に頼っていたアパレル関係も、流通がストップし、インフルエンサーに着て欲しい新しい服を提供することが出来ず、そうした方面でも失業状態のインフルエンサー達が増えるようになってしまいました。
新しく生まれたトレンドも
一方で、stayhomeという自宅にいながら色々楽しもう……という言葉が生まれ、それに伴い「#おうち配信」など、企業がインフルエンサー達に例えばコスメなどを送り、その使用感などを試してもらうのをライブ配信してもらうトレンドなどが生まれています。
元々、インフルエンサーマーケティングと在宅は相性が良いものですので、さらにそこで、インフルエンサー同士がコラボ配信などを行うことで、和気あいあいと商品を紹介してもらい、ユーザーが自然と商品理解をしたり、親近感を湧いたりさせる効果が出るのです。
最近では動画配信で有名なTikTokでも「#PR」タグを使う事が出来るようになり、Twitter・Instagram・YouTube・TikTokの4大プラットフォームでインフルエンサーマーケティングが定着するようになりました。
皆が家にいて、SNS・WEBコンテンツを消費している今だからこそ、逆にこれをチャンスにと、新しくトレンドを作るチャンスでもあるのです。
拡大している市場も
新しく生まれたトレンド以外でも、予想外のところで拡大している市場もあります。
例えばインストラクター!!
そう、ジムへ行けなくなった人たちが、オンラインでインストラクターのアップした動画を見て、エクササイズやストレッチなどを家で行うということが増え、エクササイズやヨガといったトレーニング系のマーケティング需要が大幅に増えているのです。
また、オンライン学習にオンライン飲み会などと、WEB上でのやりとりがかつてないほど増えている今、逆に広告を見てもらえる機会が増えているという考え方もできます。
とくに現在では自粛・不況・病気の恐怖などから「ハッピー」「幸せ」「和み」「笑い」といった分野でのメッセージが求められる傾向にあります。
炎上商法などといって、わざと炎上させてアクセスを稼ぐというやり方も一昔前はありましたが、今はどんな小さな火種でも人々のストレスから大炎上に変わりかねません。
ですので、インフルエンサー達も慎重に投稿をしており、企業もそうした面を加味して幸せな気分にさせてくれるようなアイデアで、インフルエンサーマーケティングを行っているケースがあります。
そうしたやり方で慈善事業・寄付事業・また、医療やマスクといった分野がインフルエンサーマーケティングで拡大していると言うこともあり、広告に費用を払えなくなった企業がいる一方で、今こそインフルエンサーマーケティング・WEB広告が注目されているという見方もできるのです。
新しいマーケティングの形も
withCorona
コロナと共に今を生きていかねばならない私たちは、生活様式自体を変えていくこととなりました。
イベントなどがなくなる一方、今まではSNSのPRがNGであったタレント事務所などがSNSの開設をするようになりました。
また、企業もそうした動きを注目しており、ニーズが増える事が期待できます。
もっとも、新型コロナ流行する以前から、タレントがYouTubeなどで動画を配信したり、Instagramでメイクや愛用のアイテムを晒したり等といったことが増え始めていたので、新型コロナの流行で始まったというよりも、新型コロナの流行で加速したと表現した方が正しいかもしれません。
インフルエンサー×インフルエンサーのコラボ配信や、インフルエンサー×企業のコラボ配信といった、TVにほど近いマーケティングも増えてきました。
さらには、今最先端の、そしてこれから主流となるであろうMGOというGoogleMapを利用したマーケティングも、新しいマーケティングの形として定着してきました。
このようにマーケティングの形、種類などは日進月歩で変わっていきます。
不況で……。
コロナの流行で……。
と悩むよりも、変わっていくマーケティングを学び、進化に追いつき、さらには追い越すくらいの勢いが必要でしょう。
逆風を追い風に
このように、新型コロナウイルスの影響により、確かに広告収入自体は減りました。
旅行系やファンション、ヘアスタイルや外食系のインフルエンサー達は多くは失業状態に追い込まれたり、一時休業となってしまっている方々も多くいます。
ですが、病気の流行は人間が幾度となく繰り返し体験してきた天災の一つ。
いつかは必ず流行は落ち着き、再び街に活気が戻るということを、私たちは本能で理解しているはずでしょう。
不幸中の幸いで、インフルエンサーは専業としている人が少なく、普段はOL、メインは芸能活動、本業はカメラマン、主に旅行系ライターの仕事のついでに……といった兼業が多い為、一時的に仕事が減ってしまっても、再びインフルエンサーとして活動できる日が来る可能性が高いはず。
また、インターネットの活用自体は、stayhomeの影響でうなぎ登りに上昇。
オンライン飲み会・オンライン授業・オンライン会議といったことで、WEB広告を目にする機会も増えますし、外で買い物に行けない分、ネットショッピングも増えるでしょう。
また、娯楽をWEBに求める人も増加していますので、むしろ今こそWEBコンテンツでマーケティングをする機械だと考えられます。
MGOなどのマーケティングの手法の変化もあります。
何が効果的で、何は危険か。
どういったコンテンツのほうが多くの人に見てもらえるか。
今、この状況下でも人気のインフルエンサーはいるのか。
そうした問題は一人で悩まず、プレテイクなどのインフルエンサーマーケティングに強いWEBマーケティング会社に相談するのがBEST。
この逆風の中、当社は結果を出し続けています。
それは、日々、最先端のマーケティング事情を研究し、反映させているから。
これから一層の需要が増えると予想されるWEBマーケティングをお試ししてみたいとお考えなら、ぜひ、お気軽にプレテイクまでお声がけください。