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CMの10倍の効果を持つという「マンガ」と「ネットワークマーケティング」の秘密
SNSマーケティングでも取り入れられている「マンガ」という手法。
実は、マーケティングとマンガと言うものは、バツグンに相性がよく、その効果はCMの10倍とも言われています。
ちょっと盛りすぎな数値かもしれませんが、一概にも嘘とも言えない理由があったのです。
インフルエンサーマーケティングを行う際も「インフルエンサーが画像を投稿」しますよね?
つまり、ネットワークマーケティングにおいては「画像」というものがかなりのウエイトを占めているというわけなのです。
そんなネットワークマーケティングとマンガとの相性が良い理由は……。
ネットワークマーケティングとマンガの相性が良い理由
①マンガはシェアされやすい
文字そのものよりも「ぱっ」と見ただけでもわかりやすいマンガはシェアされやすく、コメントもつきやすいという特徴があります。
②マンガは文字の説明よりもわかりやすい
画像は文字の4倍以上の情報量を一瞬で与えることが可能です。
例えば、こちらの一コマ。
この一コマに入っている情報量を文字に書き起こすと……。
「カップルの女性が男性に何かをお願いしているようなワンシーン。
女性は楽しげに話しているが、男性は困ったような顔をしている。
もしかしたら無理なおねだりをされているのかもしれない。
女性は黒髪で、タートルネックのセーターを着ており、男性は茶髪、あるいは金髪で、黒いジャケットに、黒っぽいシャツを着ており、背が高い。
女性は男性と腕を組んでいる」
ここまでの情報量をたった一コマで表せられるのが、マンガやイラスト、写真といった「画像」なのです。
③記憶に残りやすい
この理由も、マンガの方が情報量が多い割に、文章よりも時間がかからず脳が「情報量が少ない」と判断してくれるため、より一層記憶に残りやすくなるから。
子ども時代、歴史の本を読むよりも、「世界の偉人」などといったマンガを読んだ方がわかりやすく記憶に残った覚えはありませんか?
それはこのような理由があったのです。
④表現が自由にできる
例えば、SF映画を作るとなると、壮大な宇宙のスタジオに宇宙船のハリボテが必要になるでしょう。
そこから、撮影して更に特殊加工をして……と、とてつもない手間と時間とお金がかかってしまいます。
ですが、マンガの場合、一コマで宇宙を表現することができ、そこに虹を描いても、天使を描いてもすぐに表現出来ることが可能です。
もちろん、漫画家の腕にも大きく左右されることもありますが、人の目を引く表現、人の記憶に残る表現を出しやすいのがマンガなのです。
⑤人の興味を引きやすい
マーケティングにおいて、「記憶に残る」「わかりやすい」といったようなことは必要なことですが、もう一つ大切な事があります。
それは、興味を持ってもらうこと。
マンガと言えば老いも若きも手軽に読み、日本人にとって娯楽の最たる物でもあるでしょう。
そんなマンガをお堅いと思っていた会社が出したら……?
もう、それだけでどんな内容か興味がわきますよね。
このように、消費者の興味を引きやすいのもマンガの利点だったりするのです。
実はインフルエンサーとしても使えるマンガのテクニック
インフルエンサーマーケティングと縁がなさそうに感じる商品でも、やってみるととてもよい宣伝になるパターンがあります。
例えば、画材を宣伝したい場合、インフルエンサーさんが「こんな絵が描ける画材でした!」と投稿したら?
新しいペンタブレットを作ったので、マンガを仕事にしている方に試し書きをしてもらいそれを投稿してもらったら?
このように、どんな物でも、どんなサービスでもインフルエンサーマーケティングと結びつけることも出来るのです。
マンガを使ったインフルエンサーマーケティングの例
最近で人気のある企業&マンガのマーケティングパターンはサッポロビール株式会社の、プレミアムEBISUの「The エール」というシリーズのマンガ。
【オリジナル漫画4話 前編更新!】
仕事が忙しく、家族との時間が十分にとれずにいた蛯原。
疎外感や焦りから、愛する娘や妻と衝突してしまい…!?#ヱビスプレミアムエール #通年販売 #余韻
→→→ https://t.co/9MBsLWScPQ pic.twitter.com/BQ84rVog86— サッポロビール SapporoBeer (@SapporoBeer) 2019年6月6日
漫画家:TATSUBON
ビールが美味しくなる世代の主人公は営業部の中間管理職として、そして出世を期待される者として順風満帆そうに見える裏腹で、葛藤していきます。
そんな葛藤を乗り越えた後のビールを飲むシーンが爽快なマンガで、Twitterでもかなりのリツイートをされており、マーケティングとしてはかなりの成功を収めています。
もちろん、プレテイクでもインフルエンサーマーケティングの説明に、よりわかりやすいマンガを載せており、PRに一役買ってもらっています。
漫画家:安芸葉みんと(アキバミント)
イメージ・予算・そして何より信頼のある漫画家を見つけるのも大変ですが、今の時代のネットワークマーケティングには「マンガ」は欠かせない存在になっているのではないでしょうか。