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フォロワー数はインフルエンサーの努力によって比例していく
TwitterやInstagramなどで自分を見てくれている、その人を見ている人の標数となるのが「フォロワー数」。
Instagramを例えにすると、平均して中高生は50~100人、大学生は150人前後、社会人で250人前後。
そして、顔を出している女性で1500人、プロのカメラマンなどで2000人以上と言われています。
一般的な生活をしている人で知り合いの人数を考えると、それでもSNSの中の方が多いかと思いますが、普通に生活をして、普通の写真をアップし続けているだけでは精々200人もフォローされたらすごい方かもしれません。
ですが、人気のあるインフルエンサー達は5000人、10000人とフォロワーがおり、しかもそのフォロワー達とも密にコメントを取り合っているというケースもあります。
こうした、たくさんのフォロワーを抱えたインフルエンサー達は、一体どのような努力をしているのでしょうか。
「1つの投稿に4時間」「1枚の写真のために10枚以上撮るのは当たり前」の世界
インフルエンサー達は、いわゆる「普通の人」。
普段はテレビに出ているわけでもなく、中にはミュージシャンやモデルのような仕事をしている人たちもいるかもしれませんが、ごくごく普通のOLだったり、主婦だったりということがほとんど。
そんな人たちが多くの人の目に止まるには、やはり「質の良い写真」「質の良い投稿」を続けていく必要があるのです。
例えばインスタ映えで有名なお店に行くと解るのですが、既にそういった場所は人が多くなってしまい、インスタポイントで写真を撮っても他の人が映ってしまったり、急いで撮った感が出てしまうことも……。
そうした場合、他の場所を模索し、テーマを決めて、構図を決めて、時にはスマホではなく一眼レフを使って、何十枚、何百枚と写真を撮り、その中から良いと思える物をピックアップしていくのです。
もちろん、見栄えとしても良い写真は重要ですが、一番大切なのは「情報」。
新しい靴を撮るにしても、立った状態で記念写真のような写真を撮ってしまっては、靴が全く目立ちません。
ローアングルで撮影ができ(できればベンチや階段など)、人気がなくて背景が綺麗な場所(できれば青空の下など)、靴に似合う服を選んで着て、ようやく撮影までこぎ着けるのです。
また、Instagramで写真にこだわるのは当たり前。
投稿する際のハッシュタグ(#○○)や投稿文にも気を遣います。
「新しいチーク、良い色♡」
よりも
「○○の新色のオレンジチーク☆秋メイクにぴったりの色だけど、色黒さんにも似合うから日焼けした肌でも大丈夫♡」
このように書かれた方が、より購入したくなりませんか?
他にも、毎日○枚以上の投稿をし続けるなど、フォロワーさんを飽きさせない努力は怠りません。
そうしたインフルエンサーさんは企業にとっても大切な存在となるのです。
アンチや写真の流用との戦いも……
人気があればあるほど出てくる困った人たちが「アンチ」や「悪意のない一言多い人たち」。
ママ系のインフルエンサーさん達の間では「ネット姑」と呼ばれる、重箱の隅を突くようなコメントを投げかけてくる人たちもいるそうです。
「太った?」「その髪型似合わなくない?」と言った外見を指摘することから、「子どものお弁当にしてはお肉が多すぎ」「冬なのに薄着させすぎ」「厚着させていると寒さに弱い子になる」などと、まるで姑のような理不尽なコメントがたくさん来るようになってしまうそう。
もちろん、彼女たちは炎上しないようにスルー。
ですが、ストレスは人知れずかかってしまうもの。
さらに困ってしまうのは、写真の流用。
知らない出会い系サイトの写真に自分の写真が使われていた……なんてことも日常茶飯事だそうで、そうした場合に適切な弁護士を見つけて対処するケースは少ないそうです。
このような苦労をしつつも、インフルエンサー達はより良い写真を、より良い情報を伝える努力を怠らないのです。
インフルエンサーは「プロ」である
インフルエンサー達の努力は計り知れないものですが、そうしたインフルエンサー達とつながりを持つというのも実は大変なこと。
彼ら、彼女らもプロ意識があればあるほど、依頼された仕事は選びます。
私が聞いた例では、普段はお弁当や育児の投稿をしていたママインフルエンサーさんが、依頼で下着のPRをしたところ、フォロワーが300人も一気に減ってしまった……という話もあります。
これは、彼女のイメージと商品がそぐわなかったケース。
それ以降彼女は仕事を選ぶようになったそうですが、適材適所、自分の商品やサービスをどういったインフルエンサーに伝えてもらうかというのも、企業側の役目となります。
インフルエンサーマーケティングを考えている場合は、プロの意識を持ったインフルエンサーと多数つながりを持ち、適材する人物を見つけることのできるプレテイクのような会社に頼むのが、最も簡単で、合理的な方法でしょう。