STAFFブログ

【息抜きコラム】「現代の仙人!?」やる気とネットの拡散力で有名になった老紳士

アバターエミコ
2019.08.05
王徳順

中国発 まるで三国志の登場人物のような80歳現役モデルのお爺さん

80歳というと、現役を引退し、孫や、下手をするとひ孫に囲まれつつ、「いつお迎えが来ても……」なんて話す「老人」というイメージが強いのですが、今回ご紹介する方は30代……いえ、20代の若造モデルよりもカッコイイかもしれない、現代の「黄忠」と呼ばれる80歳現役モデルのお爺様。

※三国志の「黄忠」とは、60を過ぎた老将でありながら、弓の名手で長く白いひげが特徴の矍鑠(かくしゃく)たる老人。現代の中国でも老いて盛んな人を『老黄忠』と言います。※

そんな現代の黄忠と呼ばれるお爺様。

2015年の北京でのファッションショーに現れると、一躍有名に。

YouTubeなどでランナウェイの動画が拡散されると、世界中から注目される逸材となったのです。

そのモデルの名は「王徳順」

王徳順

写真引用:東網

1936年に、中国のとある地方の料理人の息子として生まれた王徳順さんは、14歳の時に電車の車掌として働き始めるも、縁起や歌や踊りの世界に惹かれ、労働人民文化宮(日本で言う文化体育施設)で演技や歌や踊りのレッスンを受け、途中軍需工場で働きつつ、ラジオや映画、舞台での活躍を見せるようになりました。

当時からファッションに興味のあった王徳順さんは、デパートに行くと一番おしゃれな服を……と注文し、ファッションショーに出るほどだったといいます。

そして49歳の時に北京に引っ越しをしたのですが、そこで「生ける彫刻」になることを目指し、体を鍛え始めたのです。

残念なことに1993年に初めて北京でファッションショーを企画したのですが、当局に「セクシーすぎる」と、公の場でのパフォーマンスを禁じられてしまいました。

とはいえ、トレーニングを本格的に始めたのは60歳の頃から。

王徳順さんはめげず、あきらめず、身体を鍛え、2015年当時76歳だった王徳順さんは北京のオランダ王室御用達の中国人デザイナーファッションショーに出演。

その老いてなお鍛え上げられた姿が動画に納められ、YouTubeで一気に拡散。

世界中からカルト的に熱狂するファンが増えました。

Facebookからも広まり5万回以上もシェアされた動画

その後、2015年の中国ファッション・ウィークに至るまでの話を王徳順さんが話す動画が登場し、それをアメリカの投資家、李開復さんが自身のFacebookのページでシェア。

するとこれも大人気を博し、5万回以上もシェアされるという事態に。

こちらが、その時の動画です。

また、51分超えとやや長いのですが、CCTVにて取り上げられた王徳順さんの日常生活を追った動画もあります。

王徳順さん、そしてこの話から学べること

  • カッコイイ!
  • イケメンすぎる
  • 20代30代のモデルより輝いている
  • 三国志に出てくる黄忠だ!

などと、ネットユーザーから大絶賛の声をもらっている王徳順さん。

もし、彼が20代30代で身体を鍛え、タイミングよくファッションショーに出られる環境であったとしたら、もっと早くからこのような賞賛をもらえたでしょうか?

いえ。

このような人気は、彼の生き様と、そして、ネット環境の発達という二つが重なったことにより、爆発的に広がったものでしょう。

「人は望むだけ何度でも人生を変えられる」と王徳順さんは言います。

これからくる高齢化の時代「もう60だから……」「もう年だから……」なんて言っていられません。

ネットが復旧し、大抵のことはパソコンさえあればできる時代になりました。

年齢を理由にせず、目標を持って生きることが大切です。

遅すぎることはないという言葉

因みに王徳順さん。

44歳の時に英語の勉強を始め、49歳でパントマイムを学び、50歳の時にトレーニングを始めました。

本格的に身体を鍛えだしたのは60でのことらしいのですが、57で「生きた彫刻」というパフォーマンス・アートを思いつき、65で乗馬をはじめ、70歳の時に腹筋を鍛え、78でオートバイの免許を取りました。

何か気を付けていることはあるかと記者に聞かれたところ、「せっかく身体を鍛えているのでお酒は少々控えたが、食べ物は若いころと変わらず。毎日800メートルほど泳ぎ、朝は本や新聞を読んで勉強し、午後になるとジムへ行って2時間ほどトレーニングをする」とのこと。

このやり方は誰にでもできるわけではありませんが、いつでも、何歳になっても何事にも積極的に取り組む姿勢は見習うべきところではないでしょうか。

彼が出るファッションショーは、チケットは完売。

未だにネット上では熱狂的なファンがいる。

これも、彼の生き方に共感する人が多いからでしょう。