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インフルエンサーマーケティングの最も気になるところ「メリット・デメリット」を知ろう
インフルエンサーマーケティングを行うにあたり、最も気になるのが「メリット」そして「デメリット」ではないでしょうか。
今回はそんなインフルエンサーの良い点、悪い点を余すことなくお伝えしようと思います。
広告のあり方が変わった現代
インフルエンサーのメリット・デメリットをお伝えする前に、まずは、広告・宣伝のあり方とうものから。
大昔……というと、それこそ、物々交換の時代にまで遡ってしまうので、物を購入する際にお米ではなく、「通貨」を使う時代担った頃の話からいきましょう。
江戸時代辺りから、人々は物を購入する際に通貨を使うようになり、物流というものが盛んに行われるようになりました。
そして、それと同時に「どこそこの何々が美味しい」「どこそこのお店で扱っている魚は他より新鮮だ」「水菓子を買うならあのお店がよい」といったように、人々が何かを買うために店を選ぶ……という豊かさが感じられるようになってきました。
そうするとお店側も「ウチの商品は他よりも良い」「うちのサービスはこんなことができる」といって、宣伝する必要が出てくるのですが、当時の宣伝方法は主に「チラシ」と「口コミ」。
ですが、識字率の高かった江戸とは言え、まだ文字の読めない人もたくさんいます。
そのため、チラシよりも口コミで拡散されていった方が、遥かに安く、情報の伝達力も良かったのです。
※江戸時代は舞台の宣伝もこのような「浮世絵」のチラシ頼みでした※
その後、世界にラジオやテレビというものが生まれ、人々の情報収入源が口コミからテレビやラジオに移っていきますが、もちろん口コミも健全。
「隣の奥さんが良いって言っていたのよ」
なんて言って、ちょっと高い物を買っては旦那さんが顔をしかめる……なんて描写は誰にでもあることでした。
※十数年前まではテレビが最も有力な宣伝方法でした※
そして、2000年を過ぎた辺りからインターネットが急激に成長を遂げます。
今では30代以下の人はテレビよりもネットを見ている時間の方が長いと言われているほど。
デバイスもスマホが普及してから、1人1台はネットに繋がるデバイスを持っているということになります。
そうなると、情報を提供する側も多種多様、そして観る側も「自分の好きな物を観る」という、「個々の視点」が増えてきてしまいます。
消費者の視点があちらこちらと飛び交う中、テレビよりも見てもらえて、かつ、より多くの人の目に止まる広告・宣伝というと、ネットの中の「口コミ」が高い割合を占めてくるようになってきました。
そうなると最も多くの口コミが集まるのは、SNS。
なんだか江戸時代の口コミ頼みに戻ってきてしまったようですが、消費者側の多様な価値観がインフルエンサーマーケティングにぴったりと当てはまるようになったのです。
インフルエンサーのメリットはやはり拡散力
今の時代にぴったりと当てはまるインフルエンサーマーケティングですが、そのメリットとは……。
【親近感による購買力の向上】
先ほどの「隣の奥さんがおすすめしていたものだから……」という条件に当てはまるのが、この「親近感による購買力の向上」。
誰かもわからない人が紹介した物より、人は知っている誰かが紹介したものを信用するというマーケティング心理があります。
また、ニューヨークタイムズによると、大人の70%の人が何かを購入する際に、WEB上で共有されているコンテンツの影響を受けると発表しました。
いつも見ているインフルエンサーが使っている物なら……。
そう思って購入する方もたくさんいるのでしょう。
【広告への拒否感が薄くなる】
ブログを読んでいて、広告が目に触る……という方は少なくないでしょう。
宣伝や広告というものは、「押しつけられている」と感じる方も多いため、本能的に拒否反応を起こすという心理もあるのです。
ですが、インフルエンサーの投稿であれば、「広告」「宣伝」という感覚が感じられなくなるため、拒否反応を起こしにくくなるのです。
【拡散力が高い】
インフルエンサー一人が「この口紅オススメだよ」と投稿し、それを1000人の人が見たとします。
その内の10人が「私も買ったけど、よかった!!」と投稿したとします。
すると、その10人の投稿を今度は(10×100人)つまり、また1000人の人が見てくれます。
そして、その中からまた10人が……といくと、あっという間に1000人から1万人、5万人と増えていき、たった一人の1つの投稿が全世界に繋がるのです。
【広告費用が安い】
CMはもちろん、電車のつり革広告。
雑誌や新聞の1ページ。いや、一枠ですら、かなりの費用がかかります。
そして、その広告は期間が過ぎるとあっという間に片され、次の広告が載る……。
そう考えると、インフルエンサーが行うPRは、そのインフルエンサーが投稿を削除するまで続き、さらには、拡散していった人々の投稿が全て消えるまで、ずっと広告され続けることになるのです。
それでいて、費用はインフルエンサー等に支払う分だけであったり、時には気に入ってもらえれば自発的に記事を投稿してくれるということもあります。
もちろん、プレテイクのようなインフルエンサーマーケティング会社を利用すれば、より費用も明確に安くなり、下手なCMを使うよりも、安く・確実に宣伝ができることになるでしょう。
インフルエンサーにもデメリットはある
どんな物事にもデメリットはあります。
それはもちろんインフルエンサーマーケティングも……。
【炎上の危険性】
炎上というのは実際に火が点くわけではなく、「火が点いたようにその企業に対するマイナスイメージのコメントが増えて、飛び火していく」ということ。
拡散力がある分、一度炎上すると消火しにくく、また、どのようなポイントで炎上するかというのが掴みにくいことがあります。
もちろん、炎上に限らず、誤ったイメージやサービス内容が拡散されると、その修正をするのに膨大な労力を裂くことになってしまうでしょう。
【インフルエンサーの取り扱いが難しい】
インフルエンサーを利用したPRの方法は、ある程度インフルエンサー側に任せてしまうことになります。
そうなると、インフルエンサーを信用するしかなくなるのですが、よかれと思って過度な商品PRをされたり、逆に好感度を気にするあまり、宣伝を控えめにしてしまうインフルエンサーも出てくることがあります。
そうした調節を行うのが難しいため、モデルなどは事務所が、インフルエンサーにはプレテイクのようなマーケティング企業がついているのです。
【インフルエンサーを選択するのが大変】
インフルエンサーはフォロワーの数だけで推し量ることができません。
例えば、「介護サービス」の宣伝をして欲しいのに、ファッション系に強い、モデルのようなインフルエンサーに依頼をしたら……どうなると思いますか?
そうですね。
フォロワーさんのほとんどは「おしゃれな服やコスメ」を期待する、10代20代の子ばかりでしょうから、介護の投稿をされても「?」となってしまいます。
ですので、介護のサービスの宣伝をするなら、母親世代。
できたら50~60代くらいのお母さんインスグラマーなどを探して、PRしてもらったほうが余程効果的なのです。
それが例え、フォロワー数がモデルのようなインフルエンサーの5分の1だったとしても、「世代層」的に遥かに効果的と言えるでしょう。
こうしたサービスに適したインフルエンサーを把握しているのも、プレテイクの特徴。
炎上や、インフルエンサーの取り扱いで四苦八苦することを避けるためにも、インフルエンサーマーケティングは、慣れている会社に依頼するのが一番安全でしょう。