ECサイト

ECサイト構築に必須の『Shopify』を使うメリット・デメリット

エミコ
2021.07.02

Shopifyを使うメリット・デメリットをPCに詳しくない方にもわかるように優しくお伝えします!!

前回「Shopifyとはなにか?」ということについてしっかりと書かせていただきましたが、今回は、Shopifyを使うメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

もちろん、ShopifyどころかInstagramやWEBマーケティングといった言葉にそこまで強くない方でもわかっていただけるよう、かみ砕いて説明していきます。

Shopifyとは?

Shopify(ショッピファイ)とは、簡単に言うとECショップ(WEBショップ)を開くための、構築用プラットフォーム。

Shopifyに登録し、テンプレートを選んだり、必要事項の記入をし、商品を登録したり、カート設定(カード決済にするか等)を行うだけでオンライン上に店舗を持つことができる……という、とても便利なシステムサービスなのです。

似たようなサービスとしてBASEやSTORESなどがありますが、Shopifyは多言語化や外貨に対しても柔軟に対応ができるという点などがあり、多くのメリットがありますので、まずはメリットをお伝えします。

Shopifyを使うメリット

メリット

導入コストが安い

BASEやSTORESは0円でもある程度のECショップができるという利点があるのですが、0円で作る場合は5つまでしかアイテムが売れなかったり、カード決済などのシステム導入の際には追加プランに入らなくてはならないたどと、結局の所、ある程度の規模で販売を行うという場合には費用が高くなってしまいます。

一方、Shopifyの場合は

  • ベーシック 月額29ドル
  • スタンダード 月額79ドル
  • プレミアム 月額299ドル

と、予め有料プランでしか使えないのですが、ベーシックプランであったとしても、

  • オンラインクレジットカード使用
  • スタッフアカウント数2名まで
  • 商品登録可能数無制限!!
  • 24時間サポート
  • 無料SSL証明書
  • カゴ落ち対策

と、ある程度の規模の売買でも十分に対応できるシステムが使えます。

大体日本円で月額3000円。

中小企業であれば十分予算内ではないでしょうか?

それで、デザイン性が高く、スマホやタブレットでも見ることができるECサイトが構築できるのは、かなりお得です。

因みに……一括支払いで1年契約で約10%、2年契約で約20%、3年契約で約25%の割引制度もありますので、長く使えば使うほどより安くなります。

越境ECにしやすい

越境ECとは、多言語化や外貨での支払に対応できる販売サイトを作ることなのですが、元々Shopifyはカナダで作られたとあり、世界中の決済方法や言語をカバーしています。

しかも、各国の税率などもシステム上で計算してくれる機能もあるため、難しいことなく顧客を日本から全世界へと広げることができる優れもの。

もちろん『Pay Pal』や『Amazon Payments』などの決済方法も導入されているので、買う側もノンストレスで購入しやすいという利点があります。

Shopifyを使ったからには、ぜひ越境ECにしていただきたいと思うのは、この使いやすさから。

配送会社との連携がある

こちらもかなり大きなメリットなのですが、Shopifyは日本国内なら日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便と提携。

そして、海外配送をしたい場合もFedEx、UPS、DHLなどの世界3大配送会社と提携しているため、簡単に世界中に商品を発送することができるのです。

特に海外向け発送は慣れていても戸惑ったり間違えたりする可能性のあるものですが、こうした連携があるとそれだけでも安心です。

また、在庫管理や売り上げ管理などもスマホからできるので、在庫マネジメントがたやすくできるのも優れた点でしょう。

高いカスタマイズ性と多機能面

Shopifyには無料テンプレートが約10種類、有料テンプレートが100種類以上あります。

ですので、簡単に自分の理想とするデザインのWEBショップが作れ、個性を出すことも可能。

また、SEO面もしっかりと対策されているので、あれこれプラグインなどを入れなくても良いのでとても便利です。

SNSとの連携も強いのでマーケティングがしやすい

Shopifyはボタン一つでInstagramやFacebookと連携することができ、ショッピングカートへの誘導もとてもスムーズ。

楽天やAmazonなどの大手ECモールを使わずに出品する際、宣伝、つまりはWEBマーケティングが一番ネックとなる問題ですが、インフルエンサーマーケティングのメインであるInstagramと、海外で最も多くの人が利用しているFacebookが使えれば問題はクリアできます。

もちろん、SNSをどう使うか、インスタグラマーを雇うか等の問題はありますが、そうした部分は、プレテイクのようなプロ集団に任すのもあり。

どのような動線書くとショッピングカートまで誘導させやすいか。

どのようなインスタグラマーにお願いすると効果的かなど。

WEBマーケティングマーケティングにおいての疑問は全てお答えしますので、お気軽にご相談ください。

発案

このように、メリットがたくさんあるShopifyですが、もちろんデメリットもあります。

どのようなデメリットかと言うと……。

Shopifyを使うデメリット

デメリット

完全日本語化対応ではない

2019年の時点で、ほぼほぼ日本語翻訳化はできているのですが、一部英語のままのものもあります。

基本的な機能の説明などは日本語で読めるので、ストレスフリーなのですが、拡張機能などで英語のままのものがあったりする場合、お金・仕事に直結することですので心配になることもありそうです。

ですが、Google翻訳などを使用して読解して使うと言うこともできますので、そこまで大きなデメリットではないと、思っています。

サポートが弱い

ベーシックであったとしても、24時間サポートのついているShopifyですが、なんだかんだ言って、質問への対応が3日ほどかかることも……。

特にサードパーティが絡んだ場合、双方とのやりとりを必要とするため、どうしても遅くなってしまうとの声があります。

急ぎの場合「何かあっても自己解決」という恐れがあるため、ちょっと覚悟しておいた方が良いでしょう。

カスタマイズの制限もある

ShopifyでECサイトを作る場合、有料テンプレートを選べば100種類以上のものからデザインを選べたりできるのですが、そもそもがある程度出来上がった形のものを組み合わせてレンタルしていく仕組みなので、どうしても「100%オリジナル!」というわけではありません。

とはいえ、このデメリットもそんなの大きな問題ではないでしょう。

見やすいECサイトというのはある程度型が決まっているもので、逆にアレコレと凝り過ぎているデザインの場合、ユーザーがどこがカートか、どこに商品があるのかなどがわからなくなることもあります。

ですので、カスタマイズ性にはある程度制限があっても問題ないと言えるでしょう。

CSSやHTMLの知識が必要の場合も

Shopifyはテンプレートもありますし、そのままでも十分ECサイトとして使えるのですが、例えば「この文字列を大きくしたい」「色を変えたい」といった場合には、CSSやHTMLでカスタマイズも可能です。

ですが、逆に言うとCSSやHTMLが使えないと痒いところに手が届かない……ということでもあります。

できればWordPressを自分好みに変えられる程度の、CSSやHTMLの知識はあった方がよいでしょう。

集客にマーケティング知識が必要

これは『SNSとの連携も強いのでマーケティングがしやすい』というメリットと相反するのですが、Shopifyのような独自のECサイトの場合、大手ECモールとは異なりただお店を開いただけでは人目にも触れることがありません。

例えるなら、

大手ECモールでサイトを開く=人の多いショッピングモールでお店を開く

Shopify等の独自のECサイトでお店を開く=住宅街の一角でお店を開く

これくらいの差があります。

当然、住宅街の一角でお店を開いた場合、ポスターを貼ったり、ビラを配ったり等宣伝をしなければ、人に知ってもらうことすらできませんよね?

それと同じように、WEB集客をするために、広告運用・SNS・アフィリエイト・メディア運営などのWEBツールを駆使していく必要があるのですが、そうしたツールはどうしてもマーケティングの専門知識が必要です。

ですので、ECサイト自体はShopifyで作ったとしても、マーケティング部分はプレテイクなどにご相談していただくなどの対処をお勧めします。

 

 

こんな方に向いています

向き不向き

メリット・デメリットを見てみると、

  • できる限り簡単にECショップを作りたい
  • 毎月定額で高性能なECショップを運営していきたい
  • 多少なりともCSSやHTMLの知識がある
  • 世界規模で仕事をして行きたい
  • マーケティング部分は自分もしくは業者に任せて行うつもりだ
  • 中小企業、あるいは個人事業でも少し大きくネットショップ運営を行うつもりだ
  • これからECサイトを作る予定

このような方にShopifyは向いていると言えるでしょう。